2016年11月12日、中国新聞網は記事「この一週間で南京大虐殺生存者3人が相次ぎ死去、残る生存者は109人に」を掲載した。
南京大虐殺記念館によると、12日未明に陳宝珠(チェン・バオジュー)さんが死去した。享年は89歳。陳さんは多くの女性が旧日本軍による性的暴行を受けたことなどを証言している。その中には出産したばかりの義理の姉も含まれていたという。
10日には旧日本軍の砲撃により負傷した任静萍(レン・ジンピン)さんが死去した。享年は94歳。9日には李鐘(リー・ジョン)さんが死去した。享年は90歳。わずか1週間の間に3人の南京大虐殺生存者が死亡したことになる。確認されている生存者は残り109人となった。