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どのくらい痛んだらお医者さんに行くべきなんだろう、と迷う方もいらっしゃるでしょう。「痛いと思ったら、気軽においでください」というのが、私の答えです。セルフケアは大事。でも、それでやりすこして、限界まで我慢してはいけません。痛みを我慢した患者さんのなかには、小さな痛みの裏にがんが潜んでいた、という例もありました。「なんだかいつもと〈半っ」「経験したことのない痛みだ」と感じたら、躊躇せずに診断を受けてほしいと思います。我慢して治療が遅れ、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期問)を縮めてしまうケースはとても多いのです。

ただ、病院にかかってみたものの、3ヵ月経って症状が改善しないのに、同じ痛み止めだけを出し続ける診察だったら、その病院に通い続けろのは考え直したほうがいいでしょう。日本麻酔科学会、日本ペインクリニック学会のホームページを見れば、最寄りの「痛みの専門家」が探せます。ぜひ参考にしてください。ただし、正しい治療にたどりついたからといって、痛みから完全に解放される、と考えるのは早計です。そもそも、痛みの完治をゴールにするべきではありません。カチカチのお餅をつきたてには戻せないもの。その!、とをわかったうえで、生活を脅かすような痛みを少しでも緩和し、よりよい人生を送ってもらうのが、ペインクリニックの目標なのです。痛みは「心の持ち方」に大きく左右されます。

私は患者さんに、「死を覚悟すろような痛みをl0、無痛を0とすると、今はいくつですか?」と聞きます。たとえば、治療前に8レべルだった人が4になった時、反応はふた通り。「よくなったわ」というパターンと、「先生、まだ痛い」というパターンです。後者の人には「完治していないのはわかります。でも、手が痛くて洗えなかったお皿が、洗えるようになっていますよね?」と聞きます。そうすると「ああ、そうです!」と、確実に改善していることを初めて実感なさる。残る4のことばかり考えていれば、際限なく痛みに支配されます。そうではなくて、ゲットした「マイナス4」の喜びに意識をフォーカスすることで、痛みはもっと小さくすることができるのです。
2014/10/14(火) 11:15 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
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