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「まるで神戸の少年Aの再来だ。A子は殺人欲求がエスカレート擦る前段階、猫を殺しては解剖してきた。実際、現場マンションの冷蔵庫からは猫の生首も見つかった。A子はその後も表情を変えることなく淡々と調べに応じ、「人を殺してみたかった」「体内を見てみたかった」とも供述している。長崎県佐世保市で県内指折りの進学校に通う高校一年生のA子が中学から同級生だったクラスメイトの松尾愛和さんを殺害し、頭部と左手首を切断していた事件は、今なお、その深淵を見せていない。そのさなか、報道陣から身を隠し、沈黙を貫いていたA子の父親が、知人の代理人弁護士を通じて謝罪文書を公表したのは、惨劇から一週間経った八月三日のことだった。「複数の病院の助言に従いながら夫婦で最大限のことをしてきたが、私の力が及ばず、誠に残念」。しかし、“最大限のことをしてきた”という点には、やはり疑問符が付く。今後、精神鑑定が行われるというA子が生来その心に“魔物”を宿していたとしても、彼女を取り巻く環境がこの一年間で劇的に変化事件と無関係であるとは到底思えないからだ。

昨年十月、A子は佐世保市教育委員会の委員を務めるなど教育熱心な人格者として知られた実母をすい臓がんによって失った。かたや辣腕弁護士の父親は、ほどなく三十代前半の美しい交際相手を見つけ、前妻の初盆を待たずに再婚した。父親と継母が入籍したのは今年五月のゴールデンウィーク頃だが、その約二か月前の今年三月、A子は金属バットで父親を殴打し、重症を負わせている。三月二日末明、寝静まる父親の寝室に窓から侵入したA子は、渾身の力を込めて父親の頭に金属バットを振り下ろした。父親は二日間、市内の病院に入院。スケートで全国大会に出場した経験もある父親は、周囲に「スケートで転んだ」などと弁明していた。この翌月、A子が高校進学と同時に現場となる市内のワンルームマンションで一人暮らしを開始したのだ。一刻を争うような危険な兆候が見られる状況で、なぜ父親は娘の一人暮らしを許したのか。父親の代理人は、A子に一人暮らしをさせた理由として、「診察した精神科医の勧めだった」という見解を公表。金属バット事件をきっかけに父親は2つの精神科に娘を通院させ、カウンセリングを受けさせたが、医師は「このまま同じ家で寝ていると、命の危険がある」と助言したという。父親の代理人は強調する。
2014/09/05(金) 11:04 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
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